タバコを止めたい。タバコを止めれない。禁煙したい。禁煙できない。そんな感情に悩まされたことがある人はちょっと読んでほしい。
実際止めた僕が感じたこと、分かったこと、そしてどんな風に止めたのか、なんてのをまとめてみようかと。何かのアレになればと。
時間があるならこのまま読んで欲しいのだけど、無いなら下から選んでとんでくれ。
では、いきますか。
タバコを止めるということ
「金ないって言ってる奴ほどタバコ吸ってね?」
「ヤバ~イ。マジかもソレ」
最近聞いたな中で一番強烈な言葉。言い放ったのはたまたまカウンターの隣にいた見知らぬ女性達。酔っていたとはいえ、タバコを吸っている人にはメガトン級の言葉の刃のような気がする。
僕は今でこそ止めたと言い切れますが、ヘビースモーカーという称号を我が物としていたわけです。かつては。かつてはね。はい。
だから、どちらの思いもわかるんです。タバコを吸っている側のことも吸っていない側のことも。それぞれの思いをね。
タバコは誰になんと言われようと、簡単には止めれません。他人から言われるくらいじゃ止めれないものです。生死が絡んだ問題がない限り。いや、絡んでも止めない人も居ますが。
タバコを止めるには自分で止めたいと思わない限り無理です。無理なものです。と僕は思います。自分で思っても簡単には止められないものでもありますが、結局自分次第なんです。それにつきちゃうんです。はい。
ただ、止めれないから意思が弱いだのダメな奴だのってのはまた違うわけです。1種の病気ですからね、そこは理解してあげて欲しいわけです。
ですから僕は止めましたけど、決して意思が強いというわけではないのです。ある種の病気に対して挑む姿勢があっただけです。その結果、たまたま上手くいったというだけなんです。はい。
喫煙したいという病気に対して、治そうと挑めるかが、まずは大事な1歩なんです。何度挑戦したって恥ずかしいことではないのです。寧ろ、勇者ですよ。勇者なんですよ。
そんな勇者の為に、僕が経験した全てをこれから伝えたいと思う。とま~偉そうに言ってもアレなので、とにかく読んで欲しい。
止めて良かったこと
当然止める以上メリットと呼べることがなければ意味がない。あるあるを含めて僕自身が感じたことを記すとする。
ご飯が美味い
ちょっ何これ?ミシュランガイド載ってるヤツ?そんな純情な感情が空回りなわけはなく、超絶美味い。いや本当。味覚が変化したかと思うくらい、苦手だったものまで食べれるようになる。いや本当だって。
ただ単に空気が美味いってんのも影響してるかもなんだけどね。食事が今まで以上に楽しくなります。
時間ができる
思い出して欲しい。何かにつけて一服してないですか?食後の、寝起きの、トイレ後の、何かやった後に、或いはやる前に。その時間が無くなるんですよ。いや、その時間が余るんですよ。止めると余っちゃうんですよ。てことは早く終わるんです。
タイム・イズ・マネーって聞いたことありますよね?どれだけ無駄にしていたか気づくと思います。時間に余裕ができちゃうんです。なんなら起きる時間遅らせて寝る時間を増やすことも可能なんです!
お金が貯まる
当然支出が無くなるわけですからね。当然よね。タバコ買っていたお金が残るというのが正確なところね。アレ?意外となんて思うこと間違いないね。
僕だけかもしれませんが、タバコを買うのにコンビニに行ってたわけですが、吸わなくなってからコンビニに行くことも減ってきました。必然的に出費が減りましたよ。いやほんとに。
前から欲しかったというアレを手にする日も近いかも。
健康になる
当たり前だが実感する。やめた初期は変化に追い付いていないのか、吸っていた時の方がスタミナが有ったようにすら感じるくらい疲れやすく感じる。ただ、一定期間を過ぎればそれがまやかしだったと気づくはずだ。
まず、寝起きが良い。あれだけウダウダしていたのが嘘のようにスッキリする。肌環境が整い出す。タバコを吸うと目尻のシワが目立つようになると言われているがマジだ。タバコを吸っているかどうかはほぼ、目尻のシワでわかるのだが、それが落ち着いてくる。保湿性が上がるのかもしれない。
吸っていた時よりも長時間継続で作業できる。何かと一服などと言ってタバコを吸っていた時間も仕事ができる。その差は歴然となる。社会人としてはここが大きい。
止めて良くなかったこと
メリットがあればデメリットがある。いいことばかりじゃないリアルをお伝えします。
太る
真っ先にコレ。だから止めないという女性もいるくらいのデメリット。
でもよく考えて欲しい。それだけ不健康になっていたってことじゃないのかな?ご飯が美味しいから食事の量が増えたから太ったとは言い切れないと個人的に思う。逆に今まで栄養吸収できてなかったんじゃないのかと思えるくらい。
とはいえ、多くの人がぶち当たる体重増加問題。その後、運動してという健康モードになればいいのだけど。
眠くなる
これは個人差があるけど、僕はかなりひどかった。思い返せばタバコを吸っている時は無駄に夜更かしできていたような気がする。
タバコは落ち着かせるのではなく、興奮させる効果があるという。正にその影響で目が冴えていたわけだ。その効果を失えば当然だと言えるのだが。仕事中はキツイ。ただただ耐えていた。
夢をみる
吸っちゃいけないという深層心理が働くのか、夢の中でタバコを吸ってしまい、ヤバイと起きてしまう。結構あるあるな話だ。僕の周りでは100%の確率で夢をみたと言っている。
それだけ、追い込まれているのかと少し悲しい気持ちにはなるのは確かだ。ただ、逆に夢とはいえ、ヤバイと思えるだけマシかもしれないのだが。
スメハラ問題に気づく
吸わない人にとっては、クサイと表現するほど嫌なニオイとなる。明らかに吸ってきたなと、すれ違うだけで、近くに来るだけで感じれるくらいニオイは強い。
また、殆どの方がタバコを吸う際に飲み物を飲むはずだ。そしてコーヒーの割合が高いはずだ。この組み合わせからくる口臭がえげつねーほどクサイ。自覚できないからたちが悪い。
体に、服に、まとってくるニオイが。同じ空間で吸った瞬間から放たれるニオイが。ハラスメントと言って過言ではない被害となっているってことに気づいてしまう。
止める前の自分がどう思われてたのか想像して悲しくなる。メンタルが弱い人はストレス大で、逆ギレして吸ってしまうかもしれない。正に良くないことなわけだ。
どうやって止めようか
ここまで読んでくれたとして、吸っている人としては腹ただしい内容かもしれない。しれないが本当のことなんです。
少しでも止めようと思えるならこの先に進んで欲しい。いや、やめねーしと思っているなら一度読んで欲しい。つか、もう止めてるしって方は無理せずここで読み終えて大丈夫です。
けど、けれど、読んで欲しい。つまりは単純に全員グダグダ言わずに黙って読めって言ってんだよ!このすっとこどっこいがっ!なわけだ。えっと刃物を探すのはやめてください。
そんな話はどうでも良くて
とにかくいこう。
タバコを止める進め方
色んな手段があるのは確かだ。だが、僕は自分が止めたからまとめているわけで、当然僕のやり方を記すのが当然だと判断している。何かのアレになればと祈って書いてみる。
止めるタイミング
良くあるのが、コレ吸いきったら止めるという1箱単位の決め事だ。キリが良いと思えるが、これが意外に苦しめる決意となることが多い。
だから、1箱吸い切らず、タバコを残して止める方が良い。残っていたらまた吸っちゃうと思うかもしれないと不安になると思うが、実際止めようとなれば、意外といけるわけだ。案外この方法の方が止めてれている方が多いという僕の周りのリサーチ結果でもある。
周りに宣言する必要なし
良く俺止めたなどと周りに宣言し、自分を追い込むことで達成を目指す方が居るが、それでできるのであれば良いが、何もストレスを倍増させる必要もないはずだ。
そこで、無駄に宣言せず、聞かれたら答えるというスタンスで臨んだ方が良いと思う。そして聞かれたら何と答えるか、コレが重要となってくるわけだが。
聞かれたら答える言葉
僕が推奨する言葉は
『ちょっと休んでるんだよね』だ。
嘘は言っていない。つまり、いつでも戻れるわけだ。心としては幾分余裕があるはずだ。それでいいんだ。
カッコつける必要はない。誰のためでもない、自分の為にやるわけだ。自分が止めようと思って実施するのだからこれでいいわけだ。
先に述べたが、タバコを残して止めるを推奨しているわけだ。本当にどうしようもなければ最悪吸ってみてもいいだろう。ただ、きっと信じられないくらいラリるはずだ。それだけ体に悪いのかと思えば止めようという気持ちが更に強くなるはずだ。と思う。
止めている期間はカウントしない
良く今タバコ止めてから何日になるとか、ひどいと何時間までカウントしている人がいるが、総じてそういう方は止めれない人が多い。気にし過ぎだからだ。
僕は、最初アプリにカウントさせていたが、見るのもアレなのでカウントをやめた。そのまま今に至るわけだ。だから、止めてどのくらい?というあるあるな質問にいつも適当に答えている。というか適当に答えるしかない。何故ならカウントしていないから本当に分からないからだ。
だからと言って何も困らない。困ることなどない。
止めたという事実以外必要なものなどないのだ。期間など何の役にも立たない。そうでしょ?
吸いたくなったら歯を磨く
正直コレでだいたいは防げる。はず。食後が一番危ないのでこの方法が何気に効果がある。外出時はガムをかむなどで代用可能だ。とは言え、我慢するという行為の延長なので最初はキツイ。
自宅に居る時は、必殺技として寝るという手段もある。我慢しているという状況を忘れることができれば有効なのだが。となれば次がおススメだ。
止めている間は可能なら運動しよう
運動が一番気がまぎれる。人間欲望は15秒我慢すれば治まると何かで聞いたことがあるが、満更嘘ではないと思う。その我慢時間を運動に使えば一石二鳥なわけだ。
ただ、無理にやらなくても大丈夫だ。やれるならで良い。もしダメなら改めてチャレンジすれば良い
必ず止めなければという感情じゃなくても大丈夫だ。必要となればできるもんだ意外と人間は。
禁煙に失敗した場合、今回はタイミング違ったかなという思いで、再度やり直せば良いだけだ。自分のことだ、気にする必要もない。
まとめ
ここまで読んで頂ければ分かると思うが、とても優しい内容のはずだ。強制などない。無理ならやり直ししても良い。何度やっても良い。それにつきるわけだ。
今では禁煙外来などもあるくらいだ。つまり、病気なわけだ。簡単にやめれなくて当たり前なんだ。自分のペースで止めれば良いわけだ。本当にそう思う。
僕は2回目の禁煙が今も続いているという感じだ。ただ、1回目から2回目の禁煙を実施するまで約4年の月日が経っている。その間は喫煙全開だったわけだ。
その時その時の環境で止めれる止めれないがあると思う。本人だけの問題では決してない。それくらいデリケートな問題だと僕は思う。
だからもし、今止めようと思っているのであれば、ゆっくりやればいい。それこそいきなり禁煙ではなく、減煙すればいい。1日吸う本数を少しずつ減らすだけでも、僕は凄い事だと思うし、凄い事なんですよ実際。いやマジで。
タバコを止める、止めないは自分で決めることなので、強制はしない。しないが、止めた僕が言える事は止めて良かったということだ。煙に金を払うなんてアホくさ過ぎるわけだ。
何よりも時間が驚くほどできる。つまり、どれだけ無駄にしていたのか気づく。自分の時間は金でも買えないんだよね。
というわけで、まずは意識から変えていこうよ。今この瞬間からできることだ。禁煙始めよう。禁煙してみよう。そんなことを考えることから始めてみてはどうだろうか。
もし禁煙できたら、教えてくれるとありがたい。僕がありがたいだけで、何もないのだが。
『ですね。note』はあなたがタバコを止めれることを心から応援しています。
ってことにしとく。
ですね。