人は人から影響を受けている。間違いなく受けている。何らかは受けている。受けているんです。
つまり、人は人に影響を与えているんです。
その日僕は空港に居た。遠くに行く人を送るためという仕事のために。
「ありがとうございました」
「気~つけてな」
僕は軽~く手をあげた。男同士の別れ際とはこんなもんだよね。これが女性だと何か違うよね。女性同士なんてもっと違うよね。テンションがもう違うよね。何だろうねアレね。
当然、出会う時もそうだよね。男は変わらず手を軽~くあげるよね。でも、女性は。女性は。
余談だけど、女性の出会った時の小さいバイバイの仕草が好きだ。だってアレきゃわいいんですもの。胸辺りで手首だけでするバイバイ。出会ったことへのバイバイ。あれ最強だから。女性の皆さんはやるべきアレ。アレみるだけでにやけちゃう。にやけちゃって変な汁出てきちゃって全身ヌルヌルになっちゃう。
んなわけない。
でも小さいバイバイは最高で最強。
はい。
というわけでひとまず任務完了。
さて駐車場へという気持ちに突然カットインしてきたトイレ行きて~な気持ち。気持ちと気持ちで気もツー(two)な状態。どっちの気持ちが強いのか、強い気持ち強ちーなのか。強ちーなのはどっちなのか。何言ってんでオメェ?
そんな話はどうでも良くて
トイレに行った。というか余裕などなかった。急いでと言って過言ではない機敏な動きでトイレに入った。そう大だ。ある意味dieだ。意味は死ぬだ。うまい事言ったぜ。言ってやったぜ。てな喜びなど吹き飛ぶくらいギリだった。セーフ。
一仕事終え、残業していた時だった。
バタン
(うそ~ん)
そう他の人が個室に入ったんだ。こんな広い空港なのに同じトイレに2人。運命かな←
正直僕は嫌いだ。小さい頃からこのトイレの個室を使い続け様々な音漏れ防止策をしてきたエリート中のエリートでありトイレ個室エキスパートの女子達であれば余裕なのかもしれない。
だが僕は個室ビギナーだ。可能な限り限界まで我慢して家に帰ったもんだ。学校でしないを続けてきたわけだ。学校で大をしない男。ある種、学校で死なない男なわけだ。チョリッス←
話戻しま~す
とは言え、僕は既に終了したと言って過言ではない状態だ。ちょい居残りくんがいないか確かめてるだけだ。であればリスクは少ないはずだ。どちらかと言えば、後から入って来た男の方が不利なわけだ。
それに僕には奥の手と呼べる必殺技がある。ビギナーでも対策はしているんだ。当たり前なんだ。
個室利用時の一番の敵は音だ。気を抜いた時のガスの音だ。いや、気を抜いていないのにって時のガス音だ。そうだろ同士達よ?
すかそう。幾多の人が何度そう思ったことか、願ったことか。いやまだ挑めるだけマシかもしれない。完全に固体だと思って発射した際に想定外の音域の甲高いブー音が解き放たれた時の恥ずかしさったらちょおま!
8割の確率で釣られて「あっ!」ボイス発射しちゃう。出ちゃう。上から下からでちゃうの大忙しだよこの野郎!
とにかくだ
僕には秘策があるんだ。コレはかなり使えるので参考にして欲しい。
まずそもそも何故音が、ブー音が、解き放たれてしまうかだ。誰だ今恥ずかしくないのかと聞く奴は!
理由は簡単だ。すき間の問題だ。ヒューヒューと風が擦れる音なわけだ。極論を言えば完全に塞がっているか、完全に解放されていれば音は鳴らないわけだ。そうだろブラザー?
ということで
まずトイレットペーパーを3回軽く拭き取ろうとする手に巻く。トイレットペーパー手袋の完成って感じだ。それを躊躇することなくアナルンにつける。まぁ~蓋をする感じだ。そしてずらす!スライドハンドでアナルンを開く!
開く!
(もうええて)
とにかくアナルンをびっくりチキンみたいにするわけだ。そうだろブラザー?
出典:Amazon
最悪コロッケの美川憲一の唇レベルでもセーフとしよう。辛うじて開いてるはずだ。
とにかくトイレットペーパーで蓋をしつつアナルンを如何に解放させるかがポイントなのだ。
カラカラカラカラ
トイレットペーパーをスタンバった。そしてアナルンへ。そんな時だった。後から来たアイツが僕をこの僕を・・・
ぷぅーーーー
あっ!
えっ!
ぶぅうう~
出典:Amazon
個室カルテット
あの日あの時僕達は1つになった。正に密な関係。あのハーモニーを四重奏を僕は忘れない。
ちょっとだけ後から来た奴が笑っていたことも僕は忘れない。
あの野郎・・・
ですね。
※これは怒られるかな・・・
「STARWARS The Imperial March」 | Rubber Chicken Cover 【Chickensan】