休日。仕事がない日。
少し遅くに起きる。世の中はお昼の時間。
スーパーサイヤ人完成。鏡の前でオッス。
冷蔵庫を確認。寂しそうな納豆とブロッコリースプラウト。
とりあえず水。どこを見るわけでもなくただただ凝視。
フリーズ。覚醒。深呼吸。
着替え。スウェットからジャージ。無意味じゃない。じゃないんだから。
歩いて買い物へ。気が向いたから。
近所のスーパーへ。少し肌寒い日。
既に後悔。無駄に半袖。
雨が降りそう。でもキャップで逃げ切る作戦。
既に後悔。無駄にツバを後ろに。
ちなみ当然マスク。最初からマスク。
財布とエコバックとスマホと。一緒に両手もポケットへ。
黙々と歩く。何となくイラつき。
電子マネーの使えないスーパー。クレカは使えるスーパー。
単なるスーパー。全然スーパーじゃない。とか。
でも行ってやるよ。そんな上から目線。
建造物にマウント。単なるクレーマー。
閑静な住宅街。覚えれない表札。
見慣れた細い道。偉そうに真ん中を歩く。
うん?
音が聞こえる。右手首を回す。
後ろから
右隣に
視界に入った瞬間ジジイおじいさん一言。
「落ちましたよ」
走り去るジジイおじいさん。
地面にエコバック。確認と共にお礼を叫ぶ。
「ありがとうござぁーすぅ!」
遠くでチリンで応答。カッコイイジジイおじいさん。
ダンディジジイおじいさん。さりげなさがシブイ。ズリムケがエグイ。後ろ姿がキショイ。
あー成れたらいいな。でも、
僕なら
アゲといて落とす。実際は総じて悪口。
ともあれ、カッコイイジジイおじいさん。
そんなこと思った。
でも
ですね。