ですね。note

思った事を書くノート。そんなブログ。

ソイツと僕


最近ずーと考えている。考えてしまっている。どうしたもんかね?知らねーよでしょうけど。


何とかしないといけないことは分かっているんだけど、予想より時間がかかってるみたい。どうしたら処理できるのかを検討していた。僕なりに考えてこうしようとした。


だからブログにしようと、書こうと思う。中々書くのはアレなんだけど、蓋をしていたいというわけではないけど、実際そうしていたようなもんだしね。とにかく、そうしていた記憶を呼び戻さなきゃならい。


本当は出てきてしまって困ってたとこ。それをどうしようかってこと。


で書くってこと。覚悟しろよな、俺←

 

仲間ってなんなんですかね?

僕は今でも友人だと思っている。一方的だったとしても。

 

 

初めて知った(・・・)のは小学5年。今の僕が容易に想像できるそんなお年頃。ガキ特有の調子にノリに乗っていた時期だった。大人しい奴が居る。ほとんど話さない奴。体が弱いから外に出ない。そんな噂。そう勝手な噂。その噂の知識しかなかった。


そして、初めて会った(・・・)のは中学1年だった。同じクラスになって分かったんだ。ソイツ(・・・)が話せないってことを。


と言っても、耳に障害があるわけではない。後で分かってくるんだけど、家では言葉を発するらしい。話をするらしい。つまり、学校ではうまく話せないようだ。そんな症状を当時ばあちゃんに訊いたら、「自閉症って言うんだよ」と教えてくれたのを思い出す。今はもう何かの総合でASD(自閉症スペクトラム症)なんて言い方をするらしい。そういうの詳しくないんで違ったらごめんちゃい。


コミュニケーションが不得意、声をだすのが苦手?集団が苦手?何かに不安?そんな当時の印象。ただ、勉強はできないわけでもなく、授業にあまり出てないわりにはちゃんとできているほうだった。そう、授業にあまり出てなかった。


中学2年、ソイツの家が学校に近いことを良いことに、呼びに行く(・・・・・)という大義名分で授業をお(いとま)していた。一応ちゃんと家には行っていた。家にあがり、お菓子やジュースを飲みながら、ゲームをやりつつ、学校行こうぜと誘っていた。一応本当に誘っていた。ソイツの親はどう思ってたのかアレだけど、クラス代表みたいな使命感でいた。


当然?僕1人で行くわけもなく、所謂仲間と言える奴らと行っていた。ただ、その甲斐あってかソイツの登校頻度は上がっていた。周りから見れば、脅されてきてるのではなどの失礼な憶測があったようだけど、結果は結果だった。


僕は完全に調子に乗っていた。俺が変えてみせるくらいの思い上がりだったかもしれない。そんな年頃と言えばそうなのだけど、それにしてもだった。休みの日に無理やり外に誘ったりしていた。野球が好きだというので、野球もやった。


そうやって「仲間」という位置づけにした。必然的にソイツを馬鹿にする奴はいなくなった。できるもんならしてみろぐらいの勢いだった。家では楽しかったなど親に話してたらしい。親としては嬉しかったんだろうな、よく家にご飯を食べに来るように誘われた。ほとんど断ったけど。仲間だけど仲良しではなかった。仲間ごっこだったのかもしれない。酷い話だけど。


ソイツの両親の猛烈な誘いもあり、ソイツの家族と僕とでちょっとした遠出ドライブに行った。どこかのお祭り的行事に行った。本当はちゃんと覚えてるけど、そこは身バレ防止ってことでご理解願う。押忍。


正直、嫌に近い感情だった。誰かに見られたら、そんな風にも思っていたかもしれない。だからこそ、遠くに行くからこその同行だったと思う。今思い出せば出す程、自分のクソさで涙が出そうになる。嫌な涙活だよほんと。まぁ自分がしたことなんでアレだけど。


コレって友達のフリだよね?仲良しのフリだよね?最低だよね?その通りだけど。


だから(・・・なのか事件が起きた。修学旅行に行かないとソイツが言い出したんだ。直前まで行くと言っていたのに。凄いじゃんてクラスの女子から言われてたのに。今思えば特に驚くことでもない。そもそも、そういうのが不得意だろうし、増してや泊でなんて、いつ気を緩めれるんだって話だ。当然の判断なわけだ。


だけど…


「仲間」という意味不明な感情が僕を苛立たせた。もしかしたら、偽物の友情がバレるのではと感じたのかもしれない。「何だよ結局変わってないじゃないか」そんな声が聞こえそうになっていたのかもしれない。僕は、僕らは、強硬手段に出た。どこ行くんだという担任の言葉を背に走ったんだ。


ソイツの家に行って親と会話。説得に近い話し合い。「バスを待たせてるから」そんな脅しのようなセリフで本人登場。親は行く準備を終えていた。カバンを持たそうとした途端、嫌がりだした。何が?何なんだ?偽物の仲間の行動に我慢ができなかったのか、強引に拉致するかのように3人でかかえてダッシュを試みる。


猛烈な抵抗。こんな力あるのか?土壇場の人間の力は未知数だ。覚醒しだしたソイツに手を焼いていると、泣きながら母親が止めに来た。


「もうやめて!もういいから!お願い!」


「いや、これがチャンスっすよ!今変わるチャンスっすから!」


「いいの!もうお願いやめて!放して!嫌がってるじゃないの!」


母親が興奮しながら止めにはいる。悪者と化した僕らは、あきらめきれない僕らは、いや、僕は、僕だけは、止めようとしなかった。何でそんなにと思われてたと思う。


「もう放して!帰るよ!」


母親は完全にキレていた。わが子を守る親とは偉大なんだと思う。そんなことを当時の僕は思えるわけもなく、完全に思い通りにならなかった内容に不満という暴言を吐いた。吐いたんだ。凄まじい大声で

 

 

 

だからそうなんだよ!この過保護が!一生そうしてろ!もう知らねーよ!


号泣しながら睨みつけてきた母親のあの顔を、あの眼を、今でもはっきり思い出すことができる。


僕らは無言で学校に戻った。コントのように石を蹴飛ばしながら。

 

「言い過ぎだから。でもお前真剣だったんだな、よくやったと思うよ」


仲間の言葉で泣いたのは内緒の話。トイレでウンコしてたことになってるんで←


ソイツとそれ以来話してはいない。そもそも会話になっていたのかもだけど。親同士の話では、感謝していたという言葉と中学卒業したら養護学校に行くという事実を聞かされた。それと、

 


汚ねー字で書かれた手紙を、最後に『ありがとう』と書かれた手紙をもらった。まだ実家にある…はず…


完全な身勝手な思いだけど、途中から本物になっていたのかもしれない。じゃなきゃ涙なんて出るわけないし、と正に勝手だけど思っている。もしかしたら、あの時も気づいていたのかもしれない。だから、ソイツは僕の友人なんだと思っている。都合良過ぎかな?まぁ、だよね、ほんと僕ってクソだよね。


そんな閉じ込めていた感情が最近突然溢れ出した。出てきやがった。

 

そんな夜もあります


涙活をしているということは、ここで何度か公言している。その名の通り、隠す気はない。


最近この涙活をしていなかった。する必要がないのか、する暇がないのか、いつもの飽きたのか、僕自身が分からないのだけど、していなかった。


その影響か、ふとしたことで、ふとした出来事で、ふとしたきっかけで、アホみたいに涙が出てしまう。ゲリラ涙活かよ。自分にツッコんだりしている。


大丈夫。おかしいのは前からだよ。そうこれがノーマル。おかしいがスタンダードなんだ。


相変わらずお酒を呑んでいた。大人しく家で。どういうきっかけなのか映画を観ようと思った。予告編を見て甦ってきた。気になっていたという感情がゆっくりといやらしく。で、観た。


そうディア・エヴァン・ハンセンって映画。ミュージカルだったんだよね?違ったらごめんちゃい←


ネタバレしない程度に、予告編に描かれているくらいまではバレになるかもしれないけど。嫌ならスルーでお願いね。


言ったからな!

 

もちろん酒の影響はあるのだけど、ソイツと主人公が重なってしまった。重ねて観てしまった。もしかして、そういう風に考えていたのかなとか想像しながら。


主人公は何らかの精神疾患を患っているらしく、薬を何種類か飲用しているんだけど、そんな彼の心の叫びを序盤に歌で表現するんですよね。この主人公の声が歌声が素晴らしいんですよ。確かミュージカルでも役をやられてたとか、だからファンとしては待望だったとか、全部他人からの知識なので違ってったらすんません。とにかく歌が良いんです。当然歌詞も、もうね、号泣です笑


今回の涙の原因が、感情移入というより、ソイツとのシンクロなんですよ。シンクロ率0%の涙。僕は全くシンクロしてないんですけど、ソイツだと思えば思うほど、何かダメでした。こう思っていたのかな?考えていたのかな?感じていたのかな?あ~何であの時してあげれなかったんだろうとかね。勝手にね。


この映画は、物語としては結構ヤバイ内容です。いやソレいいの?みたいな。でも、そこじゃないと僕は思うんですよね。人の思いがメインな気がしています。だからこその過ちなんだと思います。それを真剣に罪として捉えるわけではなくね。考えるきっかけが、観る人への問いかけが、大きい要素なんだと勝手に思ってます。

 

Dear Evan Hansen


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何で観ようと思ったのか、もしかしたら今なら、今の僕なら、ちゃんと受け止めれるという何かの知らせだったのかもしれない。それが何なのか、そういう能力なのか、もしくは誰かなのか?


ばあちゃんかな?(お盆だし)とか。そんなこと最近考えてましゅ。


ふざけるのもばあちゃんの影響かもね


ですね。

Waving Through A Window


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