ですね。note

思った事を書くノート。そんなブログ。

あなたの色

ちょっと前から無理言って書いてもらってた。


書いて欲しかったから。そんな単純な理由ではあるのだけど、書くことによってこの世界の素晴らしいことを見つけて欲しかった。見つけていることに気づいて欲しかった。


ちょっとどころかだいぶキモイけど本当にそう思ってた。今も変わらずそう思ってる。思ってるんだ。

 

撮影場所:夢見る空の旅

 

色々、背負う 2024/6/22


赤、ないな。


珍しく早い下校時間、歩いて帰る道。
彩度の低い小学生たちを見ながらそう思う。


水色 薄紫 黄緑 黄色 紺色 ピンク


チューブから広げたばかりの絵の具みたいな
明度彩度 そのままの色だった私達とは違って、
しっかり混ぜたあとのような 様々な色合い。まさに
「多様性」に生きる子達だな なんて思ってしまう。


数人はランドセルどころかリュックを背負っていた。今の社会は進化しているらしい。


深緑や栗色など、和柄をあしらっているランドセルの子もいた。自分で選んでいるのだろうか?
すごく素敵だった。私が小学生の頃に身につけている子がいたら、間違いなく惹かれていたと思う。

 

そんな私のランドセルは、鮮明な赤だった。


私も最初は水色を選ぼうとしていた気がする。
なんとなく、赤は私に似合わなかったから。


だけど周りの家族は満場一致で
私に赤を纏わせようと決めていたらしい。
私も赤が大嫌いというわけではでは無かったので
それにしたと思う。正直全く覚えていないけど。


私が小学生のとき、
周りのランドセルは比較的カラフルだった。
今と比べると色は少なかったけど、
逆に赤が珍しかった。


今となっては私を象徴すると言っていいほど大事な色となったわけだが、当時は自分のイメージに合わない「浮き」感が強かった気がする。


紺のランドセルを背負った女の子が
かっこよく見えた。
ピンクの子は活発 紫の子はお洒落 青の子は大人しい
男の子は黒が圧倒的だったから、キーホルダーなどで差がついていた。


こういう印象はなんとなく残るものだと思う。
イメージカラーじゃないけれど、
色を背負うってそういうことだと思うのだ。

 

書いている途中に思い出したのだが


『もし小学生に戻れたら
何色のランドセルを選ぶ?』


過去にこんな質問をされたことがある。


私は「そのままかな」と答えた。


ランドセルは赤だったよ なんて言うと必ず「意外」という言葉が飛んでくる私だが 結局あの時の私には赤以外の選択肢がないと思う。


周りの環境とかじゃなく 赤以外考えられないのだ。


6年間背負っていた色だからだろうか?
好きな色、と聞かれると青も出てくるのだが、
自分が纏うとなると赤のイメージしか浮かばない。

 

きっと今の子達はさらにランドセル=好きな色になると思う。そして余計に大切なものになると思う。
それはすごく素敵な事だし、貴重な事だ。


しかし驚いたのは近年『ランドセルのサブスク』
なるものも出ているらしい。


義務教育の初期から選択肢がありすぎではなかろうか。いい案ではあるが、さすがに面白かった。

 

「色の印象」というものが個人に与える影響も大きいとは思うが、やはり大体が6年間毎日使うもの。


時代に関係なく、未来を背負う子達を支える形あるものとして、これからも素敵なデザインが生まれるのだろう。


私が大人になる頃にはランドセルを背負うことすら無くなるのかもしれない。それはそれで楽しみな未来ではあるけれど、『ランドセルって何?』なんて言われたら泣くかもしれない。

 

そんな事を考えつつ、重たいリュックを抱え直すと
赤いランドセルの子が全速力で通り過ぎた。


その後ろを黒いランドセルの子が『こんにちは!!』と私に挨拶しながら追いかけていった。


「こんにちは」
もう小さくなったその子に返しながら
ランドセルの様相が変わっても変わらない小学生の元気さに勝手に嬉しくなった。


マスクの下で少し笑った。
君だけの色、大切にして欲しい。

 

ん?


最初はアレ?俺書いたっけ?みたいな文体だった。それがあれよあれよで、自分らしさが出てきていた。そりゃそうだよね。経験した本人なんだから。それが凄く良いな〜て思ってた。


この記事を合わせて全部で29記事分送ってもらっていた。仕事でもないのに申し訳なく思うけど、けどさ、どんどん読みたくなっちゃうんだから仕方ないでしょ。いやまぁ勝手なエゴなんだけどね。


いつでもやめて良いよとは伝えている。本人が気が済むまで、気が向いた時で、十分なんだと思う。心なしか、本人に余裕ができたんじゃないかなとか勝手に思ったりしている。そう勝手に。


そうだ、この記事に触発されて書いた記事がある。例の写真と文に寄稿したんだけど、なんか中途半端で申し訳ないのだけど、どうしても何かに残したいと思ったからまっいいでしょ?

 

寄稿した記事

hiyokomagazine.hatenablog.com


そうそう冒頭の記事の作者はskyちゃん(id:sky0612290)なんだ。対談雑談PART13にも出演してもらったあの人ね笑

 

あの人の𝕏

https://x.com/sky061229

 

少し前だけど記念にね笑


言えないこととかあるなら、色んな伝え方があるよーて知って欲しかった。自分の気持ちを伝える手段を増やして欲しかった。そんなお節介から始まった感じなんだけどね。正直必要なかったかなとも思ってる笑


これからも恐らく書くことは続けてくれると思ってる。僕に送らなくても書いていくような気がしてるし、そうするだろうし、そうするべきなんじゃとか思ってる。勝手にだけど。


それを決めるのは本人だし、その選択は自由だし、そこに間違いはないし、それが()なんだと思う。


今後に期待とか言うとプレッシャーになっちゃうかもだけど、写真と文とかに寄稿するのもありかもねーとか言って終わろうと思う。感謝してよねカラ編さん(id:color-hiyoko)


皆さんの色はどんな色なんでしょうね。


考えるんじゃなくて、思い出してみてはいかがですかね?


今までどうやって来たのか、どう生きてきたのか。


描いていた未来に今いないかもしれないけど、それが今のあなたの色なら受け止めてもいいんじゃない?みたいな。


それに色は変えられるんですから。


薄めるも濃くするもあなた次第なんですから。

 

 

僕は何しても真っ黒なんですから(泣


ですね。

Spica

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