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それは僕が決めること

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突然だが、生きていく中で誰もが良く思われたいという願望があるはずだ。


誰から良く思われたいのかという対象者の違いはあろうが根本的な思いは同じはずだ。


何かの原因でどう思われてもいいなんて強がることもあるかもしれないが、かと言って悪く思われたいという願望があるわけではないはずだ。


つまり良く思われたいとは、悪く思われたくないということと等しいわけだ。


いや、何なら良く思われたいよりも悪く思われたくないの比率が強いのかもしれない。負に対して並々ならぬ防御をという感情だろうか。


実際僕もそうかもしれない。良く思われたいという感情はもちろんあるけども、その中の悪く思われたくないという比率は半数を超えているかもしれない。そんな気がしてならない。


例えばだ。見知らぬ他人という大勢が居る空間で、鼻毛全開で鼻くそをそよがせて居たとしよう。


まっピンポイント的なモノなので全ての人に気づかれることはないだろうが、見つかれば確実に二度見されガン見され呆れられキモがられたあげく、“鼻から魔法のほうきとキクラゲ出してる猛者が居る”とツイートされるだろう。


その後数秒で全世界に拡散され、マジカルキクラゲボーイは一躍時の人となるはずだ。


そんなマジカルキクラゲボーイに君はなりたいのかと問いたい。答えは特殊なケース以外はノーのはずだ。当然だ。


例えがアレだったが、仮に鼻から魔法のほうきもキクラゲも出していなかったらどうだろうか。


恐らく何もない。当然ツイートするようなネタはないだろうが、逆に良く思うことも思われることもない。はずだ。


クソみたいな例え話をして何が言いたいかと言えば、良く思われたい願望よりも悪く思われたくないという思いがより強い願望ではないだろうかということだ。


他人からの評価がプラスに働かなくても、マイナスに働かなければ良いと思う気持ちが、良く思われたいという思いの中に含まれており、その占める割合は実は大きいのではないか。ということを言いたいわけだ。


そのことに僕は最近気づいた。気づいてしまった。気づいちゃったんだよ・・・

 

 

 

ある日の午後。僕はトイレに向かった。


トイレと言っても自宅でもないし、公衆トイレでもない。ましてやホテルでもないし、お店でもない。そう、平日の午後と言えばオフィスのトイレだ。会社のトイレなのだ。


男性トイレ。そこには二択がある。立ったままか座るか。今じゃ跳ね防止で座りションなるものを家庭で強要される多くの男性が居る中、会社では選択の自由があるわけだ。


ただ、この小便という限定での密室かオープンスペースかの放出スタイルの二択ではなく、ノーマルに大か小の、固体か液体かの二択。女の子の名前みたいなウ〇子かオシo子かの二択なのだ。女の子に謝れという感情はこの際トイレに流してくれ。


その時の僕は最近飲んでいる乳酸菌の効果なのか密室での爆弾投下作戦が目的だった。つまり大ということで固体ということでウン子だ。京野ウン子(命名)だ。きょうのわんこみたいな気持ちで個室扉を開けたわけだ。きょうのわんこに謝れという(略


何度か話題に上がるので念のため言っとくが、本当に薬はやっていない。「別に」と言っていた女優と一緒にしないで頂きたい所存です←

 

そんな話はどうでも良くて


個室に入ってまず目に飛び込んでくるのはTOTOさんの椅子のような発射台というか投下台だ。そう便器だ。洋式トイレだ。


まちまちだが、その時はフタを開けトイレットペーパーを軽く取り、除菌スプレーという名の消毒液を噴射させ湿らせ、便座を拭こうとした、その時だった


とかもったいぶる意味もなく、迷子なのか家出したのか、誰かのうん子が行くべきところに行っていないわけだ。分かりやすく言えば流れずへばり付いて汚れていたのだ。残っていたのだ便器に。この野郎だ。正にクソ野郎だ。


皆さんならどうするだろう?誰だよと、誰のなんだと、居座っているうん子ちゃんの親御さんを探し、怒りをぶつけたい気持ちを溜め息という回避動作で押し殺そうとするだろ。本当は殺せないだろうけども。


もちろん僕もその感情はあったのだが、何だよと言いながら、便器を拭くはずだった除菌スプレーを含ませたトイレットペーパーで、迷子のうん子ちゃんを保護しようとしたわけだ。レスキューうん子ちゃんだ。うん子ちゃんヘルプだ。


しかしだ。中々頑固なうん子ちゃんはそこを離れようとしない。親御さんも心配しているよと何度も撫でるが動じない。それどころか、少し強引に押しのけようとするならば、逆にトイレットペーパーに噛み付いてきてボロボロにしたりするのだ。なんておてんばうん子ちゃんなんだ。やんちゃなうん子ちゃなんだ。何なんだうん子ちゃんて。僕はバカなのかな?

 

そんな話はどうでも良くて


とにかく、気づけば清掃員よりもトイレを愛しています宣言できるくらいピッカピカにしていた。自分のおちりはこれから汚れるにもかかわらず。ヘイしり!


そんな自分にハッとしたわけだ。何をしているんだと。何故に他人の汚物を、他人が原因の汚れを、こうもムキになるほどに落とそうとキレイにしようとしているのかと。そこで気が付いたわけだ。そう僕のうん子ちゃんが今にも大脱走しそうと。カウントダウンコ!

 

そんな話はどうでも良くて


結局のところ、僕の後にトイレに入った人に僕が汚したと、僕の汚物だと、きったねー使い方だと、そう思われたくないわけだ。仮にキレイにしたところで、僕が良く思われることはないのに。それが普通のことなのに。何でもないことなのに。そう気づいたんだ。偶然にも。正にウンだ。

 


良く思われたいってなんなんだろうってね。いやまぁ、そのままなんだろうけどさ。褒められたいってことなんだろうかね。


でも、それが中々されることでもないから、だったらってんでマイナスになるのを防ぐってことで、悪く思われたくないってのが強くなるのかな。良く分かんないけどね。


実際褒められたとして、そりゃ嬉しいし、ありがたいけど。まだ満足していない時に褒められると、今度は何か違うんだよね。こんなもんじゃないから的な感情なのか何なのかなんだけどね。勝手だけどね。


となれば結局、周りが何と言おうが自分で決めるしかないというか、自分が満足していなきゃ何の意味もない的な感じなんだろうか。そう思うとブログみたいだな(笑)あっそうか、僕の場合は満足しても褒めてもらえないけどな(泣)


まっいいや。


とにかく僕は良く思われたいけども、より悪く思われたくないという願望が強いのだけど、結局他人がどう思うかを気にしているようで、実は自分が勝手に決めつけて対応しようとしているのかなと。何言ってんのかなと。何言っちゃってくれちゃってるのかな僕と。あっ僕ねと。


てな感じなんでもうちょい休みます。


休めば分かるのか何なのかだけどそれは僕が


ですね。

Decision


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