生きているのだから何でもない日がある。何でもない日だらけかもしれない。その何でもない日をどう捉えるか、どう伝えるかで同じものが変わってくるのだろうけど。そう分かっているのだけど。
ゴミ箱に残っている中で、僕的に異色のモノがある。それが単なる日記だ。特に伝えたいエピソードもなく、何かの話の種にもならないそんな内容だ。
実は何度か更新しようと試みたけど、何が楽しくてこれを読むんだと完全ボツとしていた。下書きとしても認めてはいなかった。
でもちょっと思ったんだ。もしかしたらそんな内容でもいいんじゃないかって。いつもかもしれないけど、いつも以上につまらないということを大前提でお届けしようと思う。
苦情などのご意見は遠慮なくお受けします。ただ、誰からなのかは一生忘れねーけどな←
急ぐ人
僕は今電車のグリーン車に乗っている。距離があったのでゆったり座りたいから。
所詮電車なのでそれほど金額も高くない。からなのか割と混んでいる。というか混んでいる。
座っているのは高齢者がほとんど。確実に座りたいというのは分かるけど、あなた達にそういう余裕があるのですか?と思ってしまう。たんまり貯め込んでいるのだろうけど、そうじゃない方々のニュースが目立つため、どうもしっくりこない。万引き反対!
こういう偏った考えは良くないなと朝から反省していた。嘘だけど←
相変わらず車窓の外は何かに追われてるかのように急いでいる人達が行き交っている。きっと僕より明日になるのが数時間早いのだと思う。じゃなきゃ死に急いでるとしか言いようがない。
きっと僕も、そう見られているのだろうな。そう思いながらお尻の筋肉に力を入れてみた。ちょっとだけエビ反った気がした。
アクロバティックな僕いかがですか?
そんな日。
慣れ
空港にいた。飛行機に乗るのだから当たり前だ。しかるべき対応をしてしかるべき時を待つ。
定刻通りのアナウンスで一安心した僕は、ちょっとだけおしっこを漏らした。残尿感たっぷり。年を取るのは嫌だな~なんて考えるまでこんなことを続けたくないなと強く思った。
安心して下さい。漏れてませんよ。
機内への案内が始まった。それと同時に僕はトイレへ向かう。どうせ案内が最後なので有効な時間活用だ。と思っている。
「すべての…」
そうアナウンスされた瞬間だった。
「ただ今通路が混雑していますので、しばらくお待ちください」
そんなことあるのかと思った。今まで数多く搭乗しているけど、通路が混んでいるという理由で搭乗を止められたことなどなかったからだ。
確かに通路が動かないこともあるけど、それでもグループごとに搭乗を制限している以上起きるわけがないはずだからだ。
となると、もしかしたら便利が勝ったのかもしれない。2次元バーコードやらスマホのタッチでの搭乗ゲート通過がトラブることなくよりスムーズに進んだからなのかもしれない。と思うことにしてイライラを抑えといた。
着いてから美味しいものを食べよう。そう言い聞かせ僕は機内で寝た。これが旅行だったら良いのに。そんなことも考えなくなった自分が少しかわいそうに思えた。
あくびのせいなのか涙がでた。
そんな日。
現実と非現実
コンビニエンスストア。本当に便利。だからこそ働く人達は大変なんだろうなと勝手な想像だけど思う。
コンビニによって扱っている商品が違うのは当然だけど、サービスも違うのも当然。もちろん店舗によっても違いがあるのだろうけど、今はもう必ずと言って良いのがATMの設置だ。
基本24時間利用できるのが正にコンビニに設置される理由だろう。そんな中で最近目立つのがゆうちょ銀行のATMだ。緑色が目印だ。
無駄にゆうちょという名前が知れ渡ってるためか誤解をしている人がいる。ゆうちょ銀行のATMだけど提携している銀行も取引可能なわけだ。これを理解していない方々が一定数いるようでこんなことがあった。
中国では全家族と書かれているコンビニに居た時だった。えっとファミマでのこと。
僕はレジ待ちをしていると、逃走中なのかと言わんばかりの勢いで入店してきたおっちゃんが真っ先に向かったのがATMだった。のだが、怒りモードフルスロットルで振り返るなり割り込むようにレジに来た。
「なんでゆうちょになってんだよ!どうしてくれるんだよ!」
要するにいつも使用している銀行が使えねーじゃねーかって勘違いなわけ。当然店員は使えますよと伝えるが、そんなわけあるかと根拠のない自信満々で激怒中。
つか、それよりお前俺様のレジの進みを何遅らせてんだこの野郎ってんで僕もイライラ。当然最中だった僕の前のお客さんはイライラ。おっちゃんもイライラ。内心店員もイライラ。イライラの四重奏や~って冗談ですむ話じゃない。
無知というのは誰も幸せにしない。
無知無知と繰り返せば1部のマニアは幸せにできるわけはない。ムチムチ
現金を使わない世界線ならATMって不必要なのかなとか。
結局イライラを凌ぐには現実逃避が1番かもね。とは言え、現実世界の僕は隣のレジに行ったのは言うまでもない。
そんな日。
チャレンジ
明らかに1人分のスペースが空いていた。しかし、誰も座ろうとしない。僕はそのスペースに挑むことにした。
理由は簡単だ。イラッとするから。そのスペースの両脇に門番のように座っているのは共にデブだ。太っているとか、ふくよかだとか、体が大きいとか、そんな忖度した言葉など不要、単なるデブだ。デブの男と女だ。
皆が拒むのも分かる。どう考えても座れない。細長く形態を変えれるならまだしも、ガリガリと呼ばれる種族ですら苦戦するのは疑いようがない。
だが僕は挑むことにした。気に入らないから。デブだからみたいな己の問題を正当化するような理由が気に入らないからだ。そうだろブラザー?
「あっすみません」
言い放って座った。アレ?座れた。デブ達が柔らかいから強引に入ったとかでもない。確実にそこにスペースが生まれた。もしかしたら、デブは体の形態を変えられるのかもしれない。んなわけはない。単なる無駄に使っていたスペースを正当化しただけだ。
なんだろうが、不安がよぎった。まさか知らないうちにこのままどちらかの、或いはどちらにももあるかもしれない。ゆっくりと両脇のデブ達が元のようにスペースをうめてきた時、僕は飲み込まれるように浸食されていくのではないのだろうか。デブに喰われてしまうのではないだろうか。デブの1部に…僕はデブに…デブが僕を…
試合に勝って勝負に負けた。
そんな日。
終わりますよ
今回はある意味下書きの供養のような記事だったかもしれない。でも、単に僕のジャッジでの話。もしかしたら、普段の記事より好きって人もいるかもしれない。普段より嫌いと言う人もいるかもしれない。いつもとかわらず嫌いという人もいるかもしれない。泣いてないです。
誰が何を求めているのか、そんなことは分かるわけはない。分かろうとしていないのもあるのだけど、全部僕だから更新しても良いかなって思った。思えた。思えるようになった。だって5年も続けているんだからっていう自信からかもしれない。
いちばん大切なことは 特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を
今の気持ちのまゝで見つめていることたしかなこと/小田和正
ですね。