多い季節になってきた。望んでいないことを聞かされる季節が。ちょっぴり傷つく季節が。
あーなんで僕は…
色んな理由を考えてきたし、話してきた。何故雨が好きなのか。雨を好きなのかを。
そのどれもを理解して欲しいとは思わないけど、そういう人がいたっていいでしょ?こんなに嫌われちゃうんだから。「また」とか付けられて嫌われちゃうんだから。僕くらい好きって言ったってさ。
とは言え、
色んな出来事とセットで記憶に残ってる。思い出せば、思い起こせば、雨だったていう記憶が僕の中にいっぱいある。そのどれもが好きな出来事とは言えない。だから嫌だなって思う出来事もあるよ。あるんだよ。
でも、雨だからこそ、雨だったからこそ、その出来事を残しておけているのかなとか都合よく思ってる。
大事な試合に負けたあの日も。一度も振り返らなかったあの時も。知らせがきたあの夜も。それら全ての涙を流してくれたんだと思う。一緒に流してくれたんだと思う。寄り添ってるみたいに。
ほら、けっこう良い奴じゃんって思うでしょ?
きっと誰かの
荒れ狂う日なんてさ、きっと哀しくて、辛くて、どうしようもない誰かの心をなんとかしたいからなんだよ。何かの理由を作ってあげてんだよ。雨だったからっていう1つの心の避難場所をさ。
誰かと気持ちを確かめ合った時だって、ひっそり喜びを噛み締めたい時だって、そこに雨が
雨が1つの理由に、言い訳になるんだよ。
雨の責任にできるんだよ。
降水量がどうのこうの、雨が止まず作業がどうのこうの、確かに災害にも絡んじゃうよね。人と同じでさ、良い奴もいれば悪い奴もいるんだよ。雨ってひとまとめにされてもさ、雨だって困るんだよ。
雨上がりがキレイとかさ、雨ありきだからそれ。雨が
こんな雨のこと考えてるのってさ、僕か天気予報士くらいじゃない?
少なくても僕の記憶には雨がいて、忘れられない雨達がいて、そいつらが僕の心を満たしてる。僕の人生を
のくせ
毎回傘を買ってる。濡れたくないから。これじゃあ、まるで雨じゃなくて傘を好きみたいだな。
そう言えばあの子からもらった傘…大切にし過ぎて使えてないな…
雨だから使えるわけだから、そうなるとやっぱ雨を待とうとしてる僕がいるのか。どんだけ雨好きなんだよ。
本当好きなんだよ。雨が好きなんだよ。
好きなんだけどさ。雨は好きなんだけどさ。
濡れたくないんだよ。
でも嫌いじゃないんだよ。雨は嫌いじゃないんだよ。
ただ、
雨は好きだけど、嫌なんだよ。
嫌だけど、嫌いじゃないんだよ。
だから僕は雨が好きなんだよ。
雨を好きなんだよ。
こんなフレーズに沼ってるんだよ。そうさせるのが雨の魅力なんだよ。
こうやって知らないうちに僕は、いつも雨の中にいるんだよ。雨に溺れているんだよ。
病まない雨はない←
ですね。