ですね。note

思った事を書くノート。そんなブログ。

何モノ

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誰が言い始めたのだろう。


そう思う言葉が僕にはある。僕の思うこの言葉を、きっと皆さんもどこかで聞いたことがあると思う。


その言葉は所謂先輩からの言葉。その思いを意志を引き継ぐは大げさだけど、わりとちゃんと守ってる感じでいる。


そう、今その言葉を僕が伝えている。所謂先輩として。そうやって続いていくのかなとか思ったりしている。勝手なアレなのだけど。


ただ、その言葉にいつしか勝手にオプションが付けられちゃって、マイナーチェンジしちゃって、え?みたいにカスタムされてる時がある。それともそうやって最初から伝わってきただけなのかもしれないけど、僕の知る言葉と少し違う時がある。


でも何故かそれで通じたりしちゃってるみたいで。何なんだろうなんて思うことがある。あるんです。そう最近も。つい最近も。

 

 

 

 

先輩と後輩。上司と部下。一昔前は飲みにケーションなんてな言葉もあったらしい関係。そんな3人組を見かけた。行きつけの居酒屋で。


僕は相変わらずカウンターで店長としょうもない話をしていた。試作品の味見をしながら。いや違う、させられながら。


ちなみに言いかえてまで伝えるほどこのあとの展開に全くもって影響しないし、言いかえてまで伝えたいほどの思い入れもない。つまり無駄なモノをネットに垂れ流したわけだ。誰が汚物だこの野郎!

 

まぁまぁまぁ
(情緒不安定かっ)


とにかくその言葉は最後に現れる。会が終わるその時に、支払いのその時に。間違いなく。


ちなみに僕の知っている言葉は、先輩から続いている言葉はこうだ

 

 

 

 

『今ここで支払うはずだったお金を後輩のために使ってやれ』


そう先輩が奢るという古いかもしれないけど、体育会系のノリかもしれないけど、僕にはとても有難く刺さった言葉だった。


そして必ずその言葉の後に

 

『自分もそうやって奢ってもらってきたんだ』


と付け加える。そうやって次世代に引き継いでいくべき事だと洗脳されるわけだ。でも、嫌じゃないんだ。僕はそう思う。


令和には古くさいとか思われるかもしれない。生産性がないとか言われるかもしれない。でも僕はこの先輩後輩の関係性が好きだ。心地よいんだ。だからこそこの行為が可能になるために働くんだ。働いているんだ。それが僕のちっぽけな威厳だ。笑いたければ笑えばいい。笑った君達が明日起きたらえげつねーほどの吹き出物が顔面に無数にできるように呪い続けるよありがとう。

 

ありがとう老廃物
(バカなのか?)

 

まぁまぁまぁ
(それええて)


とにかく僕の知る言葉は、伝えている言葉は、間違いなく理解して頂いたと思う。そうコレは前フリだ。ここからだ。


忘れたかもしれないけど居酒屋の3人組だ。先輩後輩らしき3人組だ。今支払いをしようとしたその時だ。


「払いますよ」なんて後輩達は財布を出している。それを手で制止しながら先輩は決め台詞を言うわけだ。

 

 

 

 

 

 

「金は天下の回りモノって言うだろ。お前らは下の代に払ってやれよ。そうやって金は回っていくんだよ」

 

むぅ~・・・


正直僕はイマイチだった。刺さらなかった。響かなかった。確かにお金は回っていくのかもしれない。でも、何か違うんだ。ありがたみがないんだ。威厳がないんだよ。


そもそも金は天下の回りモノって言葉の意味合いも違う気がする。真面目に働いてればお金はいつか回ってくるよってな貧しい人を励ます言葉のはずだ。だぶん。違ったら教えてね☆


後輩の方がお金を持っていないというのはわからんでもないけど、励ます感じはおかしいよね?ね?


でも言われた後輩らしき2人は満面の笑顔であざーすとか軽いお礼をしていた。


なんだかな~


でもマシなほうかな。実際飲みにきてるわけだし。


今じゃ休憩時間ともなればほとんどの人がスマホを見ている。会話もなくひたすら自分の世界に浸っている。昔じゃタバコ人事なんて揶揄されるぐらい喫煙所内は話で盛り上がっていたのだけど、今じゃそこもただ煙が漂っているだけの静かな空間だ。同じようにみんなスマホを見ている。


ご飯を食べる時もひたすら見ている。隣に居る人と近くに居る人とスマホの中で会話をする。それが逆にイイと言う人も居る。そんな世の中だ今は。


それに比べれば飲みに出るだけ人間味があるような気がする。


そこに上下関係があろうがなかろうが言葉で、口から発せられた言葉でつながっている。そこには音があるんだ。声という音が。


だから良いんだよ。僕の知る言葉と違ったとしても、繋がるという、繋がっていくという思いがそこにあれば。


その後輩2人もいづれ同じことをしようと思えば、思ってくれれば、それで良いんだ。良いんだよ。実際できなかったとしても、きっといつかその時は来るんだよ。その時のためにとっとけば良いだけなんだよ。


そういう人が増えていけばいいな。


そう僕は思うんだ。

 

 

 

 

 

 

偉そうに誰なんだ僕は?


ですね。

NANIMONO

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