何度も何度も繰り返すように、僕は雨が好きだとこのブログで伝えてきた。
でも、それは晴れが嫌いなわけじゃない。
月が好きだと何度か書いてきたけれど、それも太陽が嫌いなわけじゃない。
比較した場合の選択した方というだけなんだよね。本当は両方って言いたいくらいだし。
まぁ勝手な話なんだけどね。
誰しもに生まれた日がある。この世に生を
たまたまその日がそうだった。何てことの無いいつも通り過ぎて行く日のはずだった。
「おめでとうございます」
僕の誕生日を知っている方々から、メッセージや直接その言葉を頂いた。それを当たり前だなんて思ってはいない。もちろん嬉しいというかありがたいというか、少し照れくさいそんな気持ちになっていた。
とは言え、年々それも1つの小さな出来事のように一瞬で過ぎていく。そういう認識でいた。
「Sさん!おめでとうございます!」
マスクの上からでもはっきりと分かるとびっきりの笑顔で
「おう!あんがとな」
この会話のラリーもいつもの風景。つられて笑顔になってしまった自分がちょっぴり恥ずかしくて、すぐさま書類の整理を始めた僕に、その女性社員は続けて言ったんだ。言ってくれたんだ。
「今から数十年前にSさんは生まれたんですよね。きっと今日みたいなすごくいい天気だったんでしょうね。よく晴れた素敵な日だったんでしょうね。きっとそうなんだと思います」
驚いて見た僕の目には、眩しいくらいの笑顔が飛び込んできた。
ずっちーな…
完全な敗北だった。笑顔にしかならないでしょ。
僕の生まれた日の天気がどうなのかなんて当然分からないけど、今という日が晴れていることが何だか嬉しく思えてしまった。今こんな近くに
僕が生まれようが生まれまいが、それこそもっともっとずーと前から太陽は存在していて、晴れている日も存在していて、そんな日に生を享けた人はたくさんいたわけで、きっとその出来事はいつの時代も何ら変わらない素敵な日だったんだろうね。
晴れていない日も、ちゃんと太陽は存在していて、見えるか見えないかを繰り返していただけで、決して無くなることなどない不変なものなのに、何故か
自分でも一体何が言いたいのか分からなくなってきたけど、とにかくそんな太陽という存在は時に人に宿るのかもとか、盛大にハズイことを考えている僕という生き物がこの世にいるわけです。
雨が好きな僕でも、晴れて欲しい日だってあるんです。
好きな晴れの日があるんです。
おかしいですか?
晴れがあるから雨を想い、雨が降るから晴れを想う。
晴れがあるから僕を?とか。
それとも雨が降るから僕を?とか。
とにかく
今の僕いいでしょ笑
ですね。