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酷いのシンクロ

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どうやら僕はこの区間に何か“もってる”のかもしれない。


羽田発函館行き。以前少しだけだが記事にした区間。


離陸時間を過ぎても何ら動きの無いJALの機内。そのまま眠りにつくとCAの声で目を覚ます。そこで知った離陸できなかった事情。そしてその謝罪を機内の一人一人に丁寧にするCAの凄さ。日本のサービスは世界一だと少しだけふれた。

気になる方はどうぞ

www.desunenote.com


それ以外にも、この区間では起きている。


函館からの折り返しでのこと。函館発羽田行き。9時台の予定だったのだが到着便が視界不良で着陸できず、すなわち乗る飛行機が到着できず出発できないと。


確かその後、何度も着陸できない便が続出して、多くの方が予定を変更していた。僕は待ちに待ち、何とかギリギリ14時台の便で帰れたのだが。正直ホテルの手配を考えていたくらいだった。


どうも僕は滅多にのらないこの区間にやられてしまう。それとも、知らないだけで普段からトラブルの多い区間なのだろうか。それは今は分からないのだが、また起きたんだ。そうこの区間で。


羽田発函館行き。しかもJAL便。正直今回は過去最高いや過去最悪かもしれない。


確か羽田発12時台の便。函館到着は14時台の予定。そんな感じ。


出発時刻まで1時間を切ったくらいだったと思うのだが、函館空港が霧で酷いため引き返す可能性があると。そんなアナウンスが流れた。


軽くざわつく待合所。僕が発する前に近くのリーマンがマジかよと言いながら舌打ちをしていた。


同感だ。正にそう思う。マジかよしか言いようがないわけだ。もし僕の方が先に発していたなら、きっとこのリーマンも僕の事を何かしらのSNSで発言していたはずだ。近くの知的なイケメンも怒っていたとか、隣の方に居た素敵なナイスガイもオカンムリだったねとか、探せばもうネット中そんな感じだったはずだシャラップ‼


とにかく、いきなり不安となったわけだ。


刻一刻と出発が迫る中、僕はスマホを充電していた。もしもに備えて。仮に連絡をしなければならないことが起きた場合、電池切れだったなどあってはならないからだ。そんなことが起きなければ良いだけなのだが。


同じことを思ったのか、先程のシンクロ率90%のリーマンも僕の近くのシートで充電を開始していた。


「函館行き〇〇〇便は只今から優先搭乗を行います。」


時は来たとばかりに、アナウンスが流れた。お分かりと思うが、機内に搭乗する順番にはあるルールがある。


まずは、高齢の方、赤ちゃん連れや妊娠中の方、病気の方や、車椅子などの手伝いが必要な方などだ。これはLCCだとまた少し違うらしいのだが、こんな感じ。


次に所謂上級会員と言われる方々。より飛行機を利用している方々が主にそうなる感じ。


この後一般となるのだが、ここまで正直都度アナウンスでこの順番を、現在の搭乗する該当者を、何度も説明しているにも関わらず、そう関わらず関係ない奴が必ず何を急いでるのか搭乗しようとして止められる。止められて戻ればいいのに気に入らないのかその場に居座る。はい邪魔最悪。


もうこれは搭乗あるあると言って良いほど毎回見るのだが、今回は酷かった。その人数が半端ないわけだ。


基本間違うのはある種仕方ないのかもしれないが年配の方。高齢という条件で搭乗できない中途半端な年配の方々だ。


確かに知らないのも分かるけど、けども、間違いと分かったらどいてくれってことを言いたい。あるある言いたい。いやそういうわけではなく、注意したいというわけだ。


しかも一般の場合も、まず後方の座席の人から搭乗するわけで、ちゃんとアナウンスで座席No.が〇〇番以降の方とか言っているわけだ。なのに、また来るわけだ邪魔しにというか邪魔なのだが。もうわざとやってるとしか思えない。


本当にこの区間の人大丈夫なのか?函館に向かう人ってまともなのか?と不安になるくらいおかしなことになっていた。


しかも、案内をアナウンスしている女性職員も無駄にテンパってるのか、何度も「只今沖縄行の案内をしています」と函館行きなのにとち狂ったことを気づきもせず若干どやりながらアナウンスをしていた。間違っているのにどや顔で連発。本当に切れ気味で連発。周りは当然気づいていて若干呆れているにも関わらずクソみたいに連発。


都度、年配の方が沖縄なの?と聞いてみたり、沖縄と聞いてなのか、引き返す可能性があると聞いてなのか、今更ながらキャンセルしようとしている人が居たり。本当に本当に凄まじく酷かった。その空間がある種歪んで見えた。いや歪んでいた。


極めつけは搭乗ゲート。ほぼ2次元バーコードを読ませるか、お財布ケータイ機能で読み取らせるかで通過して行くのだがこれが最悪。何この機械?と全員が思ってたと思うくらい読み込まない。搭乗させる気ないくらい読まない。エラー連発。当然人の流れが止まる。進まない。また何故か年配が来る。女性職員が嘘みたいに沖縄行とアナウンスしちゃう。また年配来る。のエンドレスラブ。いやラブではないし、もちろんエックスジャンプもしない。


もういっそのこと誰も搭乗できないまま本当に沖縄に行っちゃえばいいのにとか思ってしまうほどの地獄絵図。


そんな地獄を僕の近くで見ていた先程のリーマンは僕に聞こえるか聞こえないかの声で何度も「どんだけよ」とIKKOばりに連発していた。


同感だ。正にどんだけよだ。それこそまぼろし~と叫んでやりたいぐらいだ。ここまで酷い搭乗風景は見たことがない。搭乗する側も酷いし、案内する側も酷い。そんでもって設備も酷いとかどんだけ~なのだ。背負い投げ~なのだ。これでいいのだ。いや良くはないのだ。マジどんだけ。


遂にこのリーマンとシンクロ率100%になった僕。と勝手に思ってる僕。このままいくとマジ暴走しちゃうんじゃないかってぐらいのシンクロ率になる気がしてならない。胸騒ぎが止まらない。


僕とそのリーマンは偶然にも最後の搭乗となる前方の席のようで、案内アナウンスの後、僕の前がリーマン状態で搭乗ゲートへとむかった。


ピコン♪ピコン♪


そんな感じの機械音と共に搭乗ゲートを通過して行く人達。イイ感じだ。最後にきて設備も人も安定してきたのかスムーズに搭乗が続いていく。近づく僕の番。その前にリーマンだ。


ピポーン♪


こんなエラー音でリーマン撃沈。軽く舌打ちしながらも女性職員のもう一度読み込ませて下さ~いの声に答えるようにiPhoneの画面に表示されているであろう2次元バーコードをかざす。


テンパるリーマン。急かす女性職員。読み込まない設備。そよぐ鼻くそ。


ピコン♪


何とか凌いでゲートを通過したリーマン。何やらイラついている雰囲気だ。その背中に迫る勢いで僕はスマホをかざす。


ピポーン♪
(!!)


見事僕も読み取らない。何もこんな事までシンクロしなくても・・・。


ピコン♪


搭乗ゲートを抜けた僕。前方を歩いているリーマン。シンクロ率120%


いや違う。忘れていた。


僕は鼻くそはそよいでいないのでシンクロ率95%だ。

 

シンクロ率95%だ

 

シンクロ率95%だ

 

シンクロ率95%だ

 

シンクロ率95%だ

 

シンクロ率95%だ

 

シンクロ率95%だ

 

シンクロ率95%だ

 

シンクロ率95%だ

 

シンクロ率95%だ

 

シンクロ率95%だ

 

シンクロ率95%だ


「機長の〇〇です。函館には14時〇〇分、定刻より〇〇分遅れの予定です。お急ぎ所大変申し訳ございません。只今の函館空港上空の状態ですと、着陸は厳しいと思われます。一応アタック致しますが、場合によっては上空待機或いは羽田空港へと引き返す場合がありますのでご了承願・・・・」


全く嬉しくない機内アナウンスで目を覚ました。当然寝起きは最悪だ。ただ、念のためもう一度言うが鼻くそはそよいでいない。


これで本当に羽田まで引き返したらクソみたいな話だ。鼻くそはないというのに。何1つ良いことなどなかった正に酷いフライトと断言できてしまうわけだ。


ここまで来るとある意味ワクワク感で待っていた。機内サービスであるJポップ・トゥデイをイヤフォンで聞きながら。

 

 

グッグッ・・・ボゥーーーーー
(!!!!!)


見事着陸成功。いつしか眠ってしまっていた僕。眠気を誘ったJポップ・トゥデイからは、お相手は関根麻里でしたと聞こえてきていた。


函館の天気は曇り。僕の気持ちも曇り。僕と函館とのシンクロ率は100%だった。


お疲れさまでした。


CAさん達の挨拶に口パクでありがとうと告げ軽く会釈をして機内の扉を抜けた。グッパイジェット機。


哀愁を醸し出しながら通路を歩いていると、とある段差で軽くつまずいた。


軽くなので若干、そう本当に若干会釈をしたように少しだけ前のめりになって気が付いた。気が付いてしまった。

 

 

 

股間チャック全開
(OH MY GOD!)


ふぅ~・・・


僕は思った。家を出て電車に揺られ、モノレールに揺られ、たどり着いた羽田空港。僕の搭乗ゲートはずっとピコン♪だったのかと。誰も搭乗する予定はないにしろ、ある意味登場してしまうところだったというわけだ。


ただ、1つ気づいたことがる。羽田空港でトイレに行っている。その際不自然な感じはなかったとすると、その後からではないかと。だが気休めだった。


恐らく僕が散々心の中で酷いを連発していた時、僕の搭乗ゲートならぬ股間ゲートを見ていた全ての人の脳内でも酷いの文字がゴシックの太字で強調されていたはずだ。


この話で登場した全ての人が酷いでシンクロしていたわけだ。

 


ピポーン♪


小声でそう言いながら僕はゆっくりと股間の搭乗ゲートを封鎖した。


その日から僕は少しだけ変わった気がする。ほんの少しだけど、自分を見つめ直してみたからだと思っている。


だからもう僕は同じ過ちを犯さない。犯してはいけない。

 

僕のゲートは只今セキュリティ強化中です。


ですね。
(何の話コレ?)