ですね。note

思った事を書くノート。そんなブログ。

健康第一

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新人、そうまだ呼ばれてもおかしくない時だった。会社に入ってから、いや配属が決まってから初めての健康診断の前日、所謂ベテラン社員という位置のおっさんに声をかけられた。


「今日くらい我慢しとけよ」


何を言ってるのか意味が分からなかった。一緒に聞いていた同期のAが「大丈夫ですよ~」とニヤニヤ答えているのを見て理解した。下ネタかと。同じようにニヤニヤしいるおっさんを見て、いくつになっても男ってゲスでバカだなと思った。当時の自分に言ってやりたい。お前も中々だぞと。


説明する必要もないと思うが、健康診断というより尿検査に対しての忠告であり、当日の朝に尿を採取するからこその注意事項なわけだ。採取した尿に精子が混じっていると要検査となるぞという経験からの事実に基づいたアドバイスなわけだ。ちなみに実際忘れて前日にワォな行為をしてしまった場合、確かに要検査と通知された。相手(女性)もその場合、何か検査で引っかかるとかあるのだろうか。知ってる方は教えて下さいね(必要ないです)


とにかく、前日の性行為はいけないよという一見まともなアドバイスだが、2人でよりも1人での行為への忠告という、どこか男子校のノリな内容に、正直苦笑いをしていた。


男というのはどこかこういうところがある生き物だ。困ったら下ネタ言っとけば何となるくらいの勢いで言い放ってくる。中学生じゃねーんだよ。笑えるか笑えないかと言えば、個人差はあるだろうが僕は笑える。笑えるけども、わざわざ職場という会社内で無駄に聞きたい内容でもない。しかもいい歳こいて何ドヤってんだと。だったらウンコネタの方がまだ笑える。検便の豆知識よこせや!検査しねーけど。そう言いたい(クソみそだぞ

 

そんな話はどうでも良くて


とにかく前日にクソつまらない話をされた影響で尿に変な物質とか入らないか心配しつつ当日を迎えた。

 

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朝一トイレへ


当たり前だが起きて尿を採取。出始めを避け中盤の尿を採取する。途中で止める技量が試される。なんちゃって試験管の容器に注ぎ完了。


いつも思うがこの採取用のコップもどきをどこに捨てるべきかと悩む。可能であればそのまま流してしまいたいがそうもいかない。かと言ってトイレから出てゴミ箱にというのも気が引ける。では生ごみなのか?つか1回洗うべきなのか?もう令和だぞ。いい加減使用後のことも考えて頂きたい。お小水しょうすいとか言い方変えても尿は尿だからな。排泄物の何ものでもないんだからな!まっ一部の方にとっては聖水だろうけども。通常はそうじゃないんだよ。頼むぞ医療関係者!コロナ頑張って下さい!

 

そんな話はどうでも良くて


ちょっと情緒不安定でちゃったけど、その内容は良いとして会社に到着。同期のAと一緒のタイミングで待ってましたと言わんばかりにゲスパイセンことベテラン社員のおっさんが寄ってきた。


「よ!ちゃんと我慢して取ってきたか?」


何がそんなにオモレーんだ?と髪の毛引っ張って裏拳入れながら問いただしたいとこだが、そんなことできるわけもなく。かと言って意味もなくニヤニヤとご機嫌取りをするほど大人じゃなかった当時の僕は、一矢報いっしむくいたいとまぁまぁの声量で言い返してやりましたよ。あぁ~そうですよ。言ってやりましたよ。中学生の、中学男子のノリで答えてやりましたよ。言ってやったんですよ。言ってやったんですけど……

 

 

 

「我慢したせいで夢精しちゃいましたよ」

 


「あっ俺も!笑」
(えぇえええええ~‼)


いやいやいやいやいやいや!どっち!?ね?どっち?ノリで合わせたのかガチな奴なのかどっち!?

 

「お前等面白れーな」


と、ゲスパイセンは去って行った。ニヤニヤするAに僕は最後まで真相を聞けなかった。これはあくまでも僕の推測だがAはガチだったと思う。何をとは言ってはいなかったが「我慢は良くないね」と連呼していたのが何よりの証拠ではないかと思っている。念のため言っとくが僕は当然嘘だ。夢精するくらいならやったたるわ!

 

そんな話はどうでも良くて


ちなみにAは3年で会社を辞めた。関係しないけどこのブログは3年経った。そう3周年だ。


と言えば……


はてな20周年だそうです。おめでとうございます。信じてもらえないでしょうがそんな思いを込めて今回参加しました。そうこれは特別お題のはてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」に対しての記事。


何とかギリギリ間に合ったわけだが、間に合わせる必要があったのかと、間に合わせてまで披露したいと思える内容なのかと、そういう人を傷つける正論なんかはこの際、のどちんこ鳴らしながら飲み込んで欲しい。でも、間違ってはないはずた。嘘じゃないんだから。記憶に残っているのだから。


良いか悪いかは別として、もちろん賞品ゲットするしないとかでもなく、お世話になっているお礼とまで言えないけども、企画に参加するというのはそういう感謝からの思いがあるからこそなわけです。こう見えて僕そういうとこ律義なんです。それに参加したという今この瞬間の記憶も残っていくと思うんですよね。

 

何でこの記事にしたんだろうって

 

正にはてなつって

 

…………

 

記憶消したいかも


ですね。

後悔役に立たず


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