僕は最後まで、最後までそれを…
朝からおかしかった。おかしい、いつもと違う、そう感じていた。いたのに、僕は。
何故だろう
何故か水を飲もうと思った。家を出る前に水を。脱水症状への予防処置ではない気がする。今でもそう思う。つまり、何のためにかは今でも分からないということになる。
左足から
靴を履くのも、歩き出すのも。それこそ、ベットから降りる時も、靴下も、ズボンも、左から。女性の胸も左から。僕側から見たら右側だけど。何を言わせんだこの野郎!時と場合によるだろうこの野郎!もう取り返しがつかないわけだが、ついでに言ってしまうと
そんな話はどうでも良くて
いつもと変わらない変態だということを言いたかった。ふっつに変態だと言いたかったんだと信じて欲しい。
助手席に
信号待ち
僕は先頭で停車していた。
※前をチンタラチンタラ走っていたクソジジイのせいでだ。テメェだけ信号間に合うとか一番腹立つんだよ。最初から普通に走ってれば俺も行けたんだよ間に合ったんだよ。なのに貴様だけ行くとか運転あるあるなほどイラつく行為なんだよ!独りだけで行くなら寧ろ逝ってしまえ!とか言っても間もなくだろうけどな。つか、お前これでもかと高齢者マーク貼ってるけどよ、四つ葉ももみじも貼ってるけどよ、そんな貼らなくてもお前になど近づくわけねーんだよ。だって確実に10回以上同じポールか何かにぶつけてんだろ後ろの凹み傷はよ。えげつねーんだよ凹み方がよ!チョップとかのレベルじゃねーぞ縦筋感ぱねーんだよ!俺のケツよりも深く長くまっすぐだぞ。割れてんだよ!どこ見てんのよ!つってな。つかマジで知りたいんだが、お前その車の色何色なわけ?何色下さいって言って買うわけ?選ぶわけ?「すいませーん!こんな感じの角度から見たら稀にエメラルドみたいな色に見える鳩の首みたいな色下さい」とか言うわけ?言われても分かんねーかんなその例え!な?なんなんお前?鳩首色かよ?何だよ鳩首色って。何だか一回打ったら一発で変換したぞ鳩首色。それより何よりお前のウィンカー超高速なんだが。お前自分でチューニングしたとかもうイタイからなソレ。ハズイからマジで。てっきり手震えて絶妙にウィンカー出してるのかと思ったわ。もうお前悪いことは言わねーから免許返還しろや。世の為人の為だからよ。な?聞いてんのか?とにかくお前今さらだけどな、最後に言うけどな、最初からずーとドアミラーたたんだままだかんな!どこ見てんのよ!つってな。
※心の声2022年夏
僕はゆっくり左折していったジジイの車のテールを見ていた。どこ見て(略
目の前の横断歩道を中学生らしき少年が
渡り切った少年は、今度はさらに奥側に横断歩道を渡ろうと信号待ちをしていた。片足を地面についてチャリに乗っている少年。右ポケットから白いマスクが落ちかけていた。なるほど、そういうことか。
恐らくだが、その少年はマスクを二重にしてしていたんだ。その1つのマスクが、黒いマスクがポケットから落ちたというわけなんだ。てっきり黒いブラジャーかヌーブラのどちらかと思っていた。その少年からとか。色んな事が僕の脳内でぐっるぐるのぐっちゃぐちゃになっていたとこだった。良かったそういう性癖の少年じゃなくて。
横断歩道の真ん中に黒いマスクが落ちている。
持ち主の少年は渡り切った場所で気づかずチャリに乗っている。伝えるなら今しかない。後はどう伝えるかだ。スタンダードは窓を開け少年を呼び教えるだ。先頭に居るとは言え、少年との距離、周りの雑音を考えると中々の声量が必要だ。寝起きの僕として確実にハードルは高い。高すぎる。ではどうしたらいい?
まずは気づかせることが大事だ。そうだクラクションだ。パァパァーーンてな大きい音を鳴らして呼べばいいんだ。いや待てよ。今目の前の道路も渋滞している。ゆっくり進んでいるとは言え、ほぼ途切れなく僕の車の前に居るようなものだ。そこでクラクションとか喧嘩売ってんのかレベルではないのか?このご時世下手に刺激するのも良くないのではないか。そう思うとうかつにクラクションは使えない。さてさて。一体どうしたらだ。
簡単だ。今すぐ車から降りて、颯爽と拾いそして軽やかに走り出し、その少年にドロップキック!エビバディゴー(え?
んなわけない
何を思って秩序の無い現代に的にeverybody goesなんだよ。つかなんだよエビバディて。とか思われるに違いない。何なら今日の最後に貼ってる曲はきっとこのミスチルの曲ねとか思われるかもしれない。違うけどね←
とにかく少年まで中々の距離があるので車を離れるのを
結局僕は何もしなかった。僕は最後まで、最後までそれを…
僕は見て見ぬふりをした。少年の落としたマスクをなかったことにした。
したのにだ。こうしてブログにしてしまうほど残っている。僕の中に残っている。何なら僕の中ではまだあの横断歩道に残っているんだ。なかったことになどできなかったわけだ。
声を掛ければ、クラクションを鳴らせば、車から降りれば、れば、せば、れば…never
後悔した。いや、後悔をしている。今も尚。気にしているんだよ。こんなことに。こんなことと思っていたことに。クソが。
今日通勤途中にその少年を見かけた。渋滞の車内からただただ見つめていた。相変わらず、ゆっくりだがチャリを必死にこいでいる。ゆるい坂道を登りながら僕に近づいてきていた。ふと思ったことがある。
マスクしてねーな
そう前もしていない。今世の中はマスクをしない方向になっているから構わないと言えば構わない。ただ、同じようにチャリに乗っている女子達はしている。マスクをしている。何なら震えているジジイですらしている。しているんだ。
ふぅーーーーー
ゆっくりと横を通り過ぎようとした少年を眺めていた。きっと、その少年からは、もしも東大寺の金剛力士像が車を運転していたらモノマネをしている人に見えていたはずだ。貴様ぶち〇すぞゴルァ!※
※漢字一文字です(言わんでええて
とは言え、後で気にするくらいならしとけばよかった。そう思う出来事だった。
こうやって人は、僕は、成長していくのかもしれない。この繰り返しが生きていくということなのかもしれない。
そうなると何人
(伏字になってねー)
今、純日記というものが注目されている?推されている?らしい。それは悪いことではないと当然僕も思う。だって僕も他人の純日記を読んでみたいと思う派だから。派閥があるのか知らないけど。
ただ、僕個人としてはそもそも日記というものの書き方ができない。いや、分からないが正確かもしれない。何が日記なのか、僕はできているのか、できていないのかさえも全く分からないからだ。みんなもそうじゃない?ね?そうだろう?
だから僕は、僕の思う純日記を書いていこうと思う。推していこうと思う。例えそれが他人から見れば不純日記であろうとも、僕にとっては紛れもない純粋な日記なのだから。ある意味それは、
どちらかと言うと僕の場合、
つか、みんなもそうだよね?ね?
そうだろう?
ですね。